研究課題/領域番号 |
20591882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
三股 浩光 大分大学, 医学部, 教授 (60219714)
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研究分担者 |
佐藤 文憲 大分大学, 医学部, 准教授 (30305049)
平田 裕二 大分大学, 医学部, 助教 (30295183)
住野 泰弘 大分大学, 医学部, 助教 (30325716)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 尿失禁 / 外尿道括約筋 / 骨格筋幹細胞 / サイトカイン / シグナル伝達 / アポトーシス / TGF-β / 腹圧性尿失禁 / 横紋筋幹細胞 / Mostatin / Follistatin / TNF-α / 骨格筋衛星細胞 / 高齢者 / 炎症性サイトカイン |
研究概要 |
前立腺全摘後や加齢に伴う腹圧性尿失禁では、外尿道括約筋の脆弱化が原因のひとつである。本研究はヒト外尿道括約筋の再生による新規の尿失禁治療法開発を目的として、ヒト外尿道括約筋衛星細胞を分離培養し、各種サイトカインの作用とシグナル伝達経路について検討した。 TNF-αは濃度依存的にヒト外尿道括約筋衛星細胞の増殖を抑制し、一部の細胞にアポトーシスを誘導した。また、抗TNF-α治療薬はこれらの作用を抑制しうることが示された。 Myostatinは骨格筋特異的増殖抑制因子であるが、ヒト外尿道括約筋はMyostatinをmRNA及び蛋白レベルで発現している。Myostatinは濃度依存的にヒト外尿道括約筋衛星細胞の増殖を抑制し、Myostatinの阻害因子であるフォリスタチンは、これらの作用を阻害することが示された。抗TNF-α治療薬やMyostatinの阻害剤によって外尿道括約筋の再生が可能となり、腹圧性尿失禁の新たな治療法となる可能性が示唆された。
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