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節食関連ペプチドおよびエストロゲンによる膀胱機能の調節

研究課題

研究課題/領域番号 20591892
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

野村 昌良  産業医大, 医学部, 助教 (80369066)

研究分担者 上田 陽一  産業医科大学, 医学部, 教授 (10232745)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードオレキシン / 膀胱機能 / エストロゲン / 下部尿路症状 / 肥満 / 過活動膀胱
研究概要

疫学研究において、肥満が下部尿路症状と関与することが示されている。また、女性のように下部尿路閉塞がなくても、加齢により下部尿症状が増加する。しかしながら、肥満に伴う下部尿路症状や女性の加齢に伴う下部尿症状の発生に関するメカニズムについては知られていない。
そこで今回我々は、肥満と関連し、食欲を調節する各種の節食関連ペプチドおよび閉経後にその分泌が減少し、肥満とも密接に関連するエストロゲンに注目しこれらの膀胱機能に対する影響を調べた。まず我々は、オレキシンをラットの髄腔内に投与し、生理食塩水の持続寒流による膀胱内圧測定を行うことでこれらのペプチドの膀胱機能に及ぼす役割を調べた。オレキシンAの髄腔内投与により、排尿反射は有意に亢進し、その反応は特異的なアンタゴニストによりブロックされた。このことは、脊髄腔内に投与されたOrexin-Aが、その特異的な受容体を介して、排尿反射に促進的に働くことを示している。また、最大排尿反射圧は変化しなかったためにOrexin-Aは膀胱の求心路に作用して、排尿反射を引き起こしている可能性が示唆された。
またサイクロフォスファミド膀胱炎モデルを作成して、同様に実験を行った。脊髄内に投与されたOrexin-Aはサイクロフォスファミド膀胱炎モデルにおいても排尿間隔を減少させた。内因性のOrexin-Aの下部尿路機能に対する役割を調べるために、アンタゴニストを髄腔内に投与したラットの膀胱内圧測定を現在行っている。さらにサイクロフォスファミド膀胱炎モデルにおいて、行動学的評価を用いて膀胱痛に対するOrexin-Aの役割についても調査中である。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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