研究課題
基盤研究(C)
非小細胞性肺癌細胞A549にGFP遺伝子を導入したGFP-A549にオンコリティックアデノウイルスAdE3-IAI.3Bを感染したキャリアー細胞は、AdE3-IAI.3BとGFP両者とも翌日に腫瘍内濃度が最高となり、1週間まで発現が認められ、2週間後には消失した。A549細胞から限界希釈法により、A549細胞より10倍抗腫瘍効果の高いEHK-2細胞を樹立した。AdE3-IAI.3B感染EHK-2細胞を皮下注射したところOVHMの皮下腫瘍は40%のマウスにおいて腫瘍形成が抑制され自家抗腫瘍免疫が誘導されていることが明らかとなった。感染条件を検討したところ、200MOI、33時間が最も良好な抗腫瘍効果を示した。凍結融解による影響を検討したところ、非感染では影響はなく、AdE3-IAI.3B感染により核膜の分葉化が認められ、凍結融解により核膜の破綻とアデノウイルス粒子の細胞質への遊出が認められた。この条件下で、20%のin vitroにおける抗腫瘍効果の増大が認められ、in vivoにおいても事前免疫後90%のマウスが完全治癒となった。腹腔内播種性モデルにおいて、AdE3-IAI.3B感染キャリアー細胞では、1匹も完全治癒とはならないが、Ad-mGM-CSF同時感染において100%のマウスが完全治癒となった。これらのマウスにOVHMを皮下移植したところ、すべてのマウスに腫瘍拒絶が認められ自己抗腫瘍免疫が誘導されていることが明らかとなった。
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