研究課題/領域番号 |
20591957
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
山田 嘉彦 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80275346)
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研究分担者 |
小林 浩 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (40178330)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 卵巣がん / 分子標的抗腫瘍薬 / 浸潤 / アノイキス / マイクロアレイ / 卵巣癌 / 抗がん剤感受性 / 細胞浸潤 / 細胞周期 |
研究概要 |
難治性の卵巣癌である明細胞腺癌に特異的に高発現しているHNF-1betaの機能を解析することによって、サリドマイドに類似した抗腫瘍物質を探索しようとした。HNF-1betaは腫瘍の浸潤能、抗アポトーシスおよび抗がん剤抵抗性に関与していることが判明した。さらに細胞周期に関するHNF-1betaの機能を解析した。その結果、HNF-1betaがchk1のリン酸化を持続させることにより癌細胞の持続的なチェックポイントの活性化を引き起こし、ひいては卵巣明細胞腺癌の抗癌剤抵抗性の要因の一つとなることが判明した。癌細胞の多くはDNA修復をG2/Mチェックポイントに依存しているとされ、G2/Mチェックポイントに関与するchk1は卵巣明細胞腺癌に対する新規治療薬のターゲットとなる可能性があると考えられる。
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