研究課題/領域番号 |
20591999
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
清水 猛史 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (00206202)
|
研究分担者 |
瀬野 悟史 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (90378464)
柴山 将之 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20402711)
星 恵理子 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20467385)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 鼻科学 / リポキシン / 慢性副鼻腔炎 / 好酸球性副鼻腔炎 / 鼻茸 / アレルギー性鼻炎 / IL-8 / リポキシン受容体 / 鼻粘膜 / VEGF / プロスタグランディンE2 / TNFα |
研究概要 |
上気道炎症における制御因子としてのリポキシンの役割を明らかにする目的で、鼻汁や組織中のリポキシンA4の濃度やALX/FPRL-1受容体の局在を検討した。鼻汁中には高濃度のリポキシンA4が存在し、アレルギー性鼻炎や好酸球性副鼻腔炎患者で高かった。鼻粘膜の上皮細胞や粘膜下腺細胞、浸潤細胞にALX/FPRL-1受容体が存在し、特に鼻茸粘膜で高発現していた。培養ヒト正常気管支上皮細胞におけるTNF-alpha刺激によるIL-8分泌はリポキシンA4によって抑制され、この抑制作用は受容体のアンタゴニストで阻害されたことから、ALX/FPRL-1受容体を介するものであると考えられた。以上の結果から、鼻副鼻腔炎などの上気道炎症においても、リポキシンA4が炎症の制御因子として働いていることが示唆された。
|