研究課題/領域番号 |
20592002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
児玉 悟 大分大学, 医学部, 講師 (40325717)
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研究分担者 |
鈴木 正志 大分大学, 医学部, 教授 (60211314)
安倍 伸幸 大分大学, 医学部, 助教 (10433054)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 樹状細胞 / 上気道 / 粘膜免疫 / 経鼻ワクチン / ワクチン |
研究概要 |
ケモカインCCL20は、樹状細胞の粘膜へ誘導させる作用を有することがわかっている。免疫応答の誘導や制御において、樹状細胞は中心的役割を担っているため、樹状細胞をターゲットにした免疫療法やワクチンは効果的であると考えられる。CCL20の鼻粘膜樹状細胞、および鼻粘膜免疫応答への影響について検討した。マウスに対しリコンビナントCCL20 10μgを経鼻的もしくは経腹腔的に投与し、2日後に鼻粘膜を採取し、免疫組織化学およびフローサイトメトリ?にて樹状細胞について解析した。次にCCL20投与後のマウスに対して、インフルエンザ菌のP6外膜タンパクにて経鼻免疫を行ない、抗原特異的免疫応答について解析した。その結果、経鼻的CCL20投与後、粘膜免疫誘導組織であるNALT(nasal-associated lymphoid tissue)中のCD11c^+樹状細胞が増加した。T細胞、B細胞への影響は明らかではなかった。経鼻免疫後、興味あることに経鼻的CCL20投与では抗原特異的免疫応答が増幅させた。このことからCCL20による樹状細胞をターゲットにした新しい免疫療法・ワクチンの可能性が示唆された。
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