研究課題/領域番号 |
20592011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
花澤 豊行 千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (90272327)
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研究分担者 |
関 直彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (50345013)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 下咽頭癌 / ゲノム / 神経ペプチド / マイクロRNA / 遺伝子解析 / 癌 / マイクロアレイ / ニューロテンシン |
研究概要 |
本研究では、下咽頭癌臨床検体を用いた遺伝子発現解析から遠隔転移に関わる遺伝子として、神経ペプチドであるニューロテンシン(NT)と、NTのレセプターであるニューロテンシンレセプター(NTR)を選択した。NT-NTRのシグナルが下咽頭癌細胞の転移にIL8やMMP1を介して、重要な役割を担っている事を証明した。下咽頭癌の遠隔転移に関わるパスウエイの解明と共に、これら遺伝子の発現制御メカニズムを解明する為、新しい概念であるマイクロRNA(miRNA)の解析を行った。発現が抑制されているmiRNAを下咽頭癌細胞に導入する事により転移や浸潤を抑える事を見出した。NT-NTRの発現亢進にはこれらmiRNAの関与があると考えられ、下咽頭癌においてはNT-NTRシグナルを介してIL8やMMPの発現が誘導される事がはじめて証明された。
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