研究課題/領域番号 |
20592026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
石川 和宏 自治医科大学, 医学部, 講師 (40296083)
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研究分担者 |
市村 恵一 自治医科大学, 医学部, 教授 (00010471)
西野 宏 自治医科大学, 医学部, 准教授 (50245057)
石井 秀始 九州大学, 生体防御医学研究所, 学術研究員 (10280736)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 癌幹細胞 / 癌治療 |
研究概要 |
近年、癌組織の中で化学療法や放射線治療に高い抵抗性を示す癌幹細胞が注目されており、頭頸部癌においてもその存在が示されている.頭頸部癌細胞で遺伝子増幅が知られている11q13領域にはDNA損傷後のチェックポイント応答に関与するRad9遺伝子が位置する.本研究ではRad9が癌抑制遺伝子TP53の転写産物p53蛋白質と直接相互作用し、頭頸部癌組織においてRad9とp53は同一の領域、特に癌組織と正常組織の境界領域に発現しており、この部位に癌幹細胞が存在する可能性があること、またRad9はDNA損傷後の修復に関与する蛋白質Rev7と結合することを見出した.すなわち頭頸部癌幹細胞においてRad9はp53やRev7と相互作用してDNA損傷後のチェックポイント応答異常や損傷修復の異常がその病態に関与している可能性が示唆された。
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