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原発開放隅角緑内障の原因遺伝子(Myocilin)の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20592069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)

研究代表者

皆見 政好  東京医療センター, 研究員 (70392800)

研究分担者 岩田 岳  東京医療センター(臨床研究センター), 分子細胞生物学研究部, 部長 (90374157)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード遺伝子 / クンパク質 / 緑内障
研究概要

1)組み換えMyocilinの発現および精製
Myocilinの特性等を明らかにするために、このタンパク質の発現・精製を試みた。条件検討を行った結果、大腸菌、酵母あるいは昆虫細胞ではタンパク質は発現しない、あるいは発現したとしても分解しだ。ところが、培養細胞であるCOS-1において発現させたところ、生産したタンパク質は培養液中に分泌され、そこから高純度のMyocilinを精製することが可能になった。
2)Myocilinが相互作用する分子の探索
培養液中に分泌したMyocilinはNIH3T3に特異的に結合することを明らかにした。そこで、Myocilinの機能を調べるために、Myocilinが結合する分子の同定を試みた。MyocilinをNIH3T3に結合させた後、架橋剤を反応させMyocilin-標的タンパク質複合体を形成させた。次に、抗Myocilin抗体を用いた免疫沈降実験を行ったところ、結合する因子として分子量30kDaのタンパク質が検出された。現在、この分子を同定するために質量分析計を用いた解析を行っている。
3)Myocilinの結合によるNIH3T3への影響の調査
通常の培養条件下では、Myocilinが細胞に結合することにより、細胞死等の大きな変化は生じなかった。そこで、緑内障発症に関与することが予想される種々の因子(酸化ストレス、ステロイド剤添加、および虚血)、を与えた時のMyocilinの影響を細胞の形態変化等を指標にして調べた。しかしながら、これらの要因から機能を推定することは困難であった。今後は、他の要因に関しても解析を続け、Myocilinの役割を明らかにする予定である。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] LOXL1 variants in elderly Japanese patients with exfoliation syndrome/glaucoma, primary open angle glaucoma, normal tension glaucoma, and cataract2008

    • 著者名/発表者名
      Tanito M, Minami M, Akahori M, Kaidzu S, Takai Y, Ohira A, Iwata T. (Tanito, Minami, Akahoriは同程度に貢献)
    • 雑誌名

      Molecular Vision 14

      ページ: 1898-1905

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.kankakuki.go.jp/lab_c-1.html

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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