研究課題/領域番号 |
20592078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
廣岡 一行 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (10325350)
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研究分担者 |
白神 史雄 香川大学, 医学部, 教授 (50187530)
馬場 哲也 香川大学, 医学部, 准教授 (20252968)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 緑内障 / 神経保護 / アンジオテンシンIIタイプ1 / 受容体拮抗薬 / アンジオテンシン変換酵素阻害薬 / グルタミン酸濃度 / 血流量 / アンジオテンシンIIタイプI受容体拮抗薬 / カンデサルタン / 網膜神経保護 / アンジオテンシンIIタイプI受容体(5) / レニン・アンジオテンシン系 / 虚血・再潅流モデル / アンジオテンシンIIタイプ2受容体拮抗薬 |
研究概要 |
アンジオテンシンIIタイプ1受容体拮抗薬であるカンデサルタンのラット緑内障モデルにおける効果について検討した。ラット緑内障モデルは、右眼の上強膜静脈を熱凝固することにより作成した。カンデサルタンを経口投与し、眼圧は手術前と術後は週に一度測定した。9週後にfast blueを両側の上丘内に注入し、その1週後に網膜伸展標本を作製し、標識された網膜神経節細胞を計測した。コントロール眼に比べ手術眼では10週間にわたって約2.5倍の眼圧上昇が得られた。無治療群の手術眼の生存網膜神経節細胞は正常眼圧である僚眼に比べ、46.5%であったのに対して、治療群では84.2%であり、カンデサルタンはラット緑内障モデルにおける網膜神経節細胞死に対して神経保護効果があり、緑内障治療薬になりうる可能性が示唆された。
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