研究課題/領域番号 |
20592094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
田附 裕子 自治医科大学, 医学部, 講師 (10397698)
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研究分担者 |
前田 貢作 自治医科大学, 医学部, 教授 (60332756)
福澤 正洋 大阪大学, 医学部, 教授 (60165272)
奥山 宏臣 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (30252670)
藤元 治朗 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90199373)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腸管機能障害 / 中心静脈栄養 / 肝機能障害 / 細胞周期 / 肝細胞 |
研究概要 |
機能性消化管障害で惹起される中心静脈栄養(TPN)関連肝機能障害の肝細胞周期への影響に注目し、 またかかる肝細胞周期の変化に伴う細胞増殖調節因子の発現の変化に注目し研究を行った結果、中心静脈栄養により惹起された肝障害では肝細胞周期制御にかかわる因子の発現の変化とともに細胞増殖調整因子(PPARs)の発現の変化を認めた。アゴニストの投与(チアゾリジン誘導体)により肝障害は改善した。また、脂肪製剤の投与の有無により、肝細胞におけるPPARsの発現には差がみられ、腸管機能障害時の肝細胞障害には、病理学的にも2種類のパターンがあることが判明した。しかし、特定の因子の決定には至らず、ノックアウトマウスを使用した実験には至らなかった。一方、脂肪製剤による代謝関連因子の発現に着目すると、アディポネクチン系の発現にも興味深い変化がみられることが分かり、腸管不全患者における長期中心静脈栄養の合併症である肝機能障害は、代謝面からのアプローチで分子生物学的にコントロールできる可能性があることが示唆された。
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