研究課題/領域番号 |
20592135
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
勝部 憲一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20233760)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 腫瘍 / 上皮-間葉転換 / 口腔癌 / 上皮-間葉移行 / 扁平上皮癌 / 腎癌 / MMP / snail / 上皮問葉移行 / RANKL / amelogenin / 歯原性腫瘍 |
研究概要 |
本研究は研究が進んでいる腎細胞癌でシグナル因子を探索し、その分子シグナルと病態について解析をおこなった。また口腔腫瘍については扁平上皮癌・角化嚢胞性歯原性腫瘍について解析をおこなった。腎細胞癌で注目したのはRANKLである。我々の調査では明細胞癌のように高い浸潤能をもつタイプで発現が多く見られた。またKakiのような腎癌培養細胞でRANKL遺伝子を強制発現させるとvivo,vitroとも癌細胞の移動性・浸潤性を高める結果となった。可能性がある下流因子としてMMPやsnailに焦点をあてて解析を進めている。角化嚢胞性歯原性腫瘍についてはケラチン発現の変化に注目した。多種のケラチンや関連因子を探索した結果、ケラチン17、19がこの腫瘍で特異的に上昇し、腫瘍性のない正角化型嚢胞との相違が明らかになった。扁平上皮癌においてはケラチン4、13が上皮異形成とともに特異な上昇を示す。これらはNotchシグナルとの負の相関の可能性もあることが組織学的解析からわかり、現在培養細胞を用いた実験検討をおこなっている。
|