研究課題/領域番号 |
20592205
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
河野 憲司 大分大学, 医学部, 教授 (50214664)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / 浸潤 / 転移 / 接着分子 / アノイキス / anoikis / 口腔扁平上癌 |
研究概要 |
口腔扁平上皮癌細胞株MOK205の細胞集塊(MCA)をlaminin 5またはI型collagenをコートしたプレート上に移すと速やかにmonolayer colonyに変化し、さらにlaminin 5上では著しい細胞分散を生じた。この現象はlaminin 5によるインテグリン刺激を介してMOK205の運動能亢進と同時にEカドヘリンによる細胞間接着が解除されるためである。この実験モデルにScr familyの特異的チロシンキナーゼ拮抗剤(PP1)を添加すると、この細胞分散現象は完全に抑制されたことから、インテグリンとカドヘリンの相互作用にSrcが関与することがわかった。さらに蛍光抗体法によりlaminin 5上でのMCAの細胞分散過程におけるチロシンリン酸化Src(Tyr215、Tyr529、Tyr418のリン酸化Src)の局在を検索したところ、Tyr215リン酸化SrcとTyr529リン酸化Srcは細胞分散前に主に核内に局在したが、分散開始時には細胞間接着に局在が変化した。このことからSrcのTyr215とTyr529のリン酸化が細胞分散の惹起に関与することが示唆された。これらの結果からSrcを標的とした浸潤・転移抑制療法の可能性が示された。
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