研究分担者 |
平井 敏博 北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 教授 (80014273)
越野 寿 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90186669)
豊下 祥史 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (20399900)
渡邉 直樹 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10158644)
栗林 景晶 札幌医科大学, 医学部, 講師 (50381257)
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研究概要 |
咬合・咀嚼は健康の維持に不可欠な因子の一つで,機能が正常に営まれなくなると,生体に対しストレッサーとなり様々な影響を及ぼす。一方,精神的・身体的ストレスによってスーパーオキシドなどのフリーラジカルが増加し,種々の疾患が惹起されることが明らかになっている。そこで本研究では,ラットの咀嚼動態を固形から液体へ変更する咀嚼障害や,咬合干渉による咬合障害が,酸化ストレスを誘導するか否か検討した。その結果,好中球のスーパーオキシド産生能の増強および,血清SOD活性の低下が認められた。すなわち,噛むことが習性であるラットの液体飼料飼育や咬合干渉がストレッサーとなり,生体に対して酸化ストレスを誘導することを証明した。
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