研究課題/領域番号 |
20592395
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田口 洋 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70179597)
|
研究分担者 |
坂井 幸子 (林 幸子) 新潟大学, 医歯学系, 助教 (70397131)
松山 順子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (30293236)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 小児 / 萌出障害 / EBM / 永久歯 / データベース |
研究概要 |
本年度は研究期間の最終年度となるため、本年度の交付申請書に則って、昨年度までデータの総括検討と成果報告、さらに社会・国民への情報発信に主眼を置き、下記のことを重点的に行った。 1. 昨年度までに概ね構築したデータベースの比較解析と統計処理を行い、症例をパターン分類すると同時に初期病態の重症度を標準化し、その基準値と行った治療内容の難易度を照合することによって患児と保護者にとって負担の少ない、安全で効率的な治療方法を抽出した。 2. 萌出障害に関するデータベースを構築する上で治療と予後に関連する必要不可欠な要因を多方面から検討し、大まかではあるが特発性の下顎第二小臼歯埋伏については、フローチャートを考案した。遠心傾斜度の強い埋伏歯に対しては、歯根形成が未成熟なうちに何らかの処置を行うよりも、歯根形成がある程度進行してから処置を行うこと、両側性の軽度症例に対しては、さらに歯根形成を待ってから処置を開始することなどをまとめた。 3. 形成遅延の上顎側切歯が隣接歯である中切歯、あるいは犬歯の萌出を障害した14例を抽出した。 側切歯形成遅延14例のうち13例は、先行乳歯が乳中切歯あるいは過剰歯との癒合歯であることから、上顎切歯に癒合歯が認められた場合は、切歯交換時までの注意深い定期的経過観察が重要であり、それが早期発見と良好な予後につながることを指摘した。 4,市民フォーラムの開催に先だって,地域歯科保健関連担当者を対象に各地域を会場とし,小児の萌出障害の治療と予防のガイドラインについての講習会等を順次開催することとし、まず新潟県長岡地域振興局の管轄する地域歯科保健関連担当者を対象に、講習会を行った。
|