研究課題/領域番号 |
20592396
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐野 富子 (2010) 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (40323977)
富沢 美恵子 (2008-2009) 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50107786)
|
研究分担者 |
富沢 美惠子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50107786)
鈴木 昭 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30401756)
佐野 富子 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (40323977)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 歯科検診 / セルフ・エスティーム / 被虐待児 / Popeの子供用5領域自尊心尺度 / 精神性発汗量 |
研究概要 |
被虐待児のセルフ・エスティーム(以下SE:自尊感情)と口腔状態を把握するため、新潟県の某児童相談所に一時保護されている被虐待児を含む2-15歳の小児65名(男子34名、女子31名)を対象に調査を行った。 入所理由(重複あり)は、虐待45名、ドメスティックバイオレンス同伴児20名、養護11名、非行7名、不登校2名、その他3名であった。SEに回答できた入所児(7-15歳)43名の平均SE値は59.16±14.54で、対照群102名の平均SE値73.92±16.81と比べ有意に低い値を示した(p<0.01)。歯科治療の必要な小児は65名中35名(54%)で、そのうち24名(69%)は被虐待児であり、被虐待児は歯科を受診していない傾向にあることが示唆された。退所前のアンケート調査では歯の大切さを肯定する者の割合が高く、被虐待児の健康指南力とSEの向上に歯科的関与の有用性が認められた。
|