研究課題/領域番号 |
20592467
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
冨田 かをり 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (80338532)
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研究分担者 |
向井 美惠 (向井 美恵) 昭和大学, 歯学部, 教授 (50110721)
大岡 貴史 昭和大学, 歯学部, 講師 (30453632)
石川 健太郎 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (80453629)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 摂食・嚥下機能 / 先行期 / 捕食 / 口唇圧 / 動作解析 / 高齢者 / 圧波形 / 捕食時口唇圧 / 捕食動作解析 / 捕食時口唇圧作用時間 / 開口量 / 感覚情報 / 口唇圧作用時間 |
研究概要 |
先行期の感覚情報が準備期の摂食動作に及ぼす具体的な影響を明らかにすることを目的に、異なる先行期の条件を設定して、捕食時の口唇圧および捕食動作の解析を行い、若年成人と高齢者で比較した。先行期における視覚情報を遮断すると、若年成人では捕食時口唇圧の作用時間が長くなり、圧のばらつきが大きくなった。さらに捕食様式にも影響を及ぼし、視覚遮断時には、強い捕食圧をかける前に弱い陰圧もしくは陽圧をかける様式が多くみられたのに対し、視覚情報があると、はじめから強い捕食圧をかける様式がみられ、また様式のバリエーションも増えた。これに対し高齢者では、口唇圧の作用時間は若年成人同様の影響が認められたが、若年成人ほど顕著ではなかった。また捕食様式は先行期の条件によらず初めから強い圧をかける様式が多かった。動作解析より、視覚および聴覚情報を遮断した場合には捕食のための開口動作が変化し、若年者、高齢者いずれでも開口量が減少する傾向がみられた。また、視覚情報を遮断した条件では、聴覚情報の有無によって開口開始から口唇にスプーンが接触するまでの時間が影響を受け、男性では若年者、高齢者ともに時間が短くなり、高齢者で特に大きな差異が生じた。
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