研究概要 |
本研究は,占領期のGHQ/SCAPによる病院再編と看護管理に関する政策の実施過程を明らかにすることである.結果,次の三点を実証した.1)PHWの看護課,病院管理課,供給課,医療課のスタッフは,互いに連携を取りながら病院再編と看護管理の確立に向けて活動していた.それら活動の連携に"Survey of Hospital"のリストを活用した.2)政策実施に尽力したTokyo Military Government所属のDr.Anna Rachel Manitoffに注目し,彼女の背景,来日の経緯,活動内容及び思想を明らかにした.3)1949年6月開設の病院管理研修所にて行われた"School of Hospital Administration course"に関するプログラム内容及び決定の経緯を明らかにした.
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