研究課題
基盤研究(C)
手術を受ける肺がん患者の身体の捉えと反応として、「覚悟に基づく苦痛程度の見極め」「術後に生じた予想外のことへの対処」「呼吸の感じをつかんだ工夫」「回復に向かう感じ」「傷との関係性の変化」「身体の取り戻し」の8つのテーマが抽出された。患者は、手術前に決めた覚悟に基づき、身体に生じた現象を注意深く見極め、回復に向けて取り組み、成果を得ていた。実際の患者の身体の状態を注意深く見て、患者自身が回復を実感し、それを活力として回復に向けた行動を促進する援助を提供する看護援助モデルを作成した。