研究課題/領域番号 |
20592608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
濱松 加寸子 聖隷クリストファー大学, 助産学専攻科, 教授 (20320997)
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研究分担者 |
鈴木 和代 名古屋大学, 医学部, 教授 (30242879)
河村 則行 名古屋大学, 環境学研究科 (30234131)
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連携研究者 |
草野 恵子 開業助産所, 助産師
朱 美 カーコスキー, 助産師
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研究協力者 |
石田 都乃 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 準職員
徳留 静代 聖隷クリストファー大学, 助産学専攻科, 助教 (70454311)
鈴木 ふみえ 聖隷クリストファー大学, 保健師
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 家族看護学 / ワークライフバランス / 母子保健 / 子育て支援 / 子育て応援企業 / ワーク・ライフ・バランス / 助産師活動 / 助産師会 |
研究概要 |
今日、男女が共に家庭生活との調和を図りながら、充実した職場生活を送ることができる環境の整備が重要になっている。特に女性の場合、「仕事も育児も」という選択肢を一般化する必要がある。そこで、仕事と子育てが両立できるワーク・ライフ・バランスにむけた子育て支援体制の看護社会学モデルを検討するため調査を行った。その結果、仕事と子育てを両立させている女性の生活環境は、改善してきたとはいえ厳しい状況にあることが明らかになった。夫と共に過ごす時間が少なく、夫が子どもと関わる時間も少ないと感じている。子どもの病気などで仕事を休む人は9割以上を占め、仕事に専念できるため、緊急時に対応できる保育サービスのニーズが高かった。企業における主要な就業継続支援は育児休業制度であり普及率も高い。しかし、育児休業制度の単独支援だけではなく、短時間勤務制度やフレックス制度等の他の支援と組み合わせていく必要がある。ワーク・ライフ・バランスにむけた子育て支援体制を考えるにあたり、企業の両立支援策のみならず、家族の援助や地域社会での保育サービス等といった、多方面からの支援が複合的に提供されることが必要であり、それによって成立するであろう。現状では整備されてきたとはいえ、企業・行政・地域社会の協力体制は弱く、多くの課題が残っている。就労女性・家族のニーズに対して、きめ細やかに柔軟な対応ができるよう、企業・地域社会が相互に連携できるしくみを構築していくことが重要である。
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