研究課題
基盤研究(C)
妊娠高血圧症候群の病態の第1段階は、絨毛外栄養膜細胞(extravillous trophoblast,EVT)の浸潤障害であると考えられている。これにより胎盤低形成がおこり、子宮内胎児発育遅延が起きるとされる。しかし、その分子学的機序は未解明なところが多い。本研究では、細胞増殖や浸潤に関与する生理活性物質として知られるリゾリン脂質の2つの主な物質スフィンゴシン1リン酸(S1P)およびLysophosphatidic acid(LPA)に着目し、EVTの浸潤に相反する作用を持っていることを証明した。これらをターゲットとして妊娠高血圧症候群の新たな治療法の開発の可能性が明らかとなった。
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