高大連携の促進要因と阻害要因-日本の大学の新しい適応戦略の分析-

• 研究課題/領域番号: 20600001
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 大学改革・評価
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 山岸 みどり 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (20211625)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 高大連携 / パートナーシップ / 高校教育 / 共働 / 協力 / 進路学習 / 学校と大学 / 事例研究

研究概要

本研究は、高大連携の期待と現実のズレに注目し、日本における高大連携の事例を収集し、質的および数量的分析を行った。成功事例の特徴、実施体制やプログラム内容の実態などの分析結果から、「高大連携」を促進する要因と阻外する要因を明確にすることができた。日本の高大連携活動の大半は、高校と大学が対等に共通の問題の解決に取り組む「共働」ではなく、それぞれの必要に基づく「協力」関係であることが明らかになった。高大連携活動についての組織間関係論的な視点からの考察は、今後の日本の高大連携を有効に機能させるための組織・運営や環境条件など明らかにするために重要であることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 北海道大学のAO入試 (2011)
  • 著者名/発表者名: 竹山幸作、山岸みどり、池田文人、鈴木誠、柴田洋、宮本淳、喜多村昇
  • 雑誌名: 大学入試ジャーナル No.21
  • 査読あり
• [雑誌論文] 平成21年度北海道大学ワークショップ報告 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西森敏之・安藤厚・細川敏幸・山田邦雅・山岸みどり, 他
  • 雑誌名: 高等教育ジャーナルー高等教育と生涯学習- 巻: 第18号 ページ: 165-185
  • 査読あり
• [雑誌論文] 平成19年度北海道大学ワークショップ報告 (2010)
  • 著者名/発表者名: 西森敏之・安藤厚・細川敏幸・山田邦雅・山岸みどり, 他
  • 雑誌名: 高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習- 第17号 ページ: 99-124
  • 査読あり
• [雑誌論文] 平成19年度北海道大学ワークショップ報告 (2008)
  • 著者名/発表者名: 西森敏之・安藤厚・細川敏幸・山岸みどり, 他
  • 雑誌名: 高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習- 第16巻 ページ: 77-99
  • 査読あり
• [学会発表] 単位の実質化と自習時間-授業アンケートの分析から- (2008)
  • 著者名/発表者名: 山岸みどり
  • 学会等名: 大学教育学会
  • 発表場所: 目白大学
  • 年月日: 2008-06-07
• [備考] 山岸みどり(2011)「北海道大学高大連携、授業聴講型公開講座-受講生と科目担当者調査報告書」
• [備考] 山岸みどり(2011)「高大連携事例データベース」
• [備考] 山岸みどり(2010)「北海道大学高大連携授業聴講型公開講座-受講生調査報告書-」
• [備考] 山岸みどり(2010)「高大連携の在り方に関する教育学的見地からの考察について」(平成22年度北海道高大連携フォーラム・第4分科会 助言者)、北海道教育委員会・北海道高等学校進路指導協議会