研究課題/領域番号 |
20602010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
谷川 昇 関西医科大学, 医学部, 准教授 (90227215)
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研究分担者 |
澤田 敏 関西医科大学, 医学部, 教授 (80121937)
狩谷 秀治 関西医科大学, 医学部, 講師 (40368220)
庄村 裕三 関西医科大学, 医学部, 助教 (70298868)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 疼痛学 / 圧迫骨折 / 椎体形成術 |
研究概要 |
脊椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術(骨セメント注入術)の除痛機序の解明を目的として以下の実験を行った。すなわち、豚に対して椎体圧迫骨折を人工的に作成し、その圧迫骨折に対して3種類の異なった治療法を施行した。3種類の治療法は骨セメント注入術、骨穿孔術、ワイヤー固定術であり、これら3種類の治療後の経過により治療効果の違いを観察、評価した。画像的結果と豚の術後経過観察中の飼育状況から得られた結果から総合的に判定すると、骨穿孔術群は無治療群と同等の効果しか得られなかった。また、脊椎圧迫骨折に対して初期除痛効果は金属コイルによる固定術が優れるが、4 日目以降は骨セメント治療と同等の状態になることが判明した。以上より脊椎圧迫骨折に対する椎体形成術の除痛機序として圧迫骨折を生じた椎体の除圧よりはむしろ金属ワイヤーあるいは骨セメントによる内固定が寄与していることが判明した。
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