研究課題
基盤研究(C)
炎症性疾患において、局所に多数の炎症性メディエーターが放出され、その近傍にある感覚神経を刺激あるいは感作させることで、炎症性疼痛を引き起こす。本研究は炎症性メディエーターブラジキニンやトリプターゼなどによる疼痛関連受容体(TRPA1及びP2X3)の機能増強機構を解析し、炎症性疼痛の発症における疼痛関連受容体感作のメカニズムを解明した。主な研究成果として、(1)ブラジキニンやPAR-2受容体アゴニストによるTRPA1及びP2X3チャネルの活性増強を明らかにした。(2)機能増強メカニズムには細胞内PKAやPLCが重要な役割を担っていることを解明した。(3)TRPA1やP2X3チャネルを介した疼痛行動がPAR-2アゴニストによる増強効果がIn vivoレベルにおいて確認された。これらのデータによって炎症性疼痛発症の新しい分子メカニズムが明らかになった。
すべて 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (19件) 図書 (2件)
脳21
巻: 14(1) ページ: 61-67
J Comp Neurol 518(5)
ページ: 687-98
Mol Pain 6(1)
ページ: 57-57
日本臨床 69巻増刊号5(通巻978号)
ページ: 93-96
Molecular Pain
巻: 6(1) ページ: 57-57
日本臨床増刊(関節リュウマチ(第2版))
巻: 69(5) ページ: 93-96
ページ: 687-698
Brain 131(Pt 5)
ページ: 1241-1251
Mol Pain 30;4(1)
ページ: 17-17
J.Comp.Neurol. 10,510
ページ: 188-206
Gastroenterology 134(4)
ページ: 1094-103
痛みのメカニズムとその制御,BIO Clinica 23
ページ: 436-441
Brain 131
Gastroenterology 134
ページ: 1094-1103
Mol. Pain 4
ページ: 1-17
BIO Clinica 23