研究概要 |
本研究では,20世紀と21世紀の知の統合的流通と活用を目指し,デジタル時代到来前に発行された評論誌の知的財産の権利保全と活用のあり方を提案する.明治31年から継続して100年以上の発行歴史がある学術的価値の高い評論誌(三田評論)を用い,著作権の侵害の危険を回避した上でデジタル化・ネットワーク配信化をおこなうためのフレームワークが必要であると特定できた.書誌情報と著作権情報を統合し,かつデジタル資産が効果的に活用されるためには,オントロジー等の従来の手法ではなく,A(Information Architecture)の成果を利用することが必要であると判明した.この成果をもとに,これまでにない情報統合フレームワークを提案した.
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