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巨大ボリュームデータの主メモリ外描画

研究課題

研究課題/領域番号 20650011
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関東京大学

研究代表者

山口 泰  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80210376)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードメディア情報処理 / ボリューム描画 / 巨大データ / 主メモリ外処理
研究概要

本研究では,主メモリには到底乗らないような巨大ボリュームデータの描画法の開発を目的とする.本研究の基本的なアイディアは,巨大ボリュームデータをブロックに分割し,拡張DDA法を用いてブロックを整列することで逐次処理を実行する,というものである.しかし,描画に要するブロックデータが多いのであれば,ディスクからのブロック読込みコストが増大してしまう.そこで,ボリュームデータを多重解像度表現するとともに,効率良い枝刈り処理を組み合わせることで,ディスクからのブロック読込みを抑えて高速な描画処理を実現できると考えている.
本研究期間内の課題は,「巨大ボリュームデータの多重解像度表現」,「ブロックデータの整列ならびに枝刈り」,「マルチスレッドを利用した描画」,「データサイズやバッファリングの調整」,「代用データによる描画と先行データ読込み」,「超巨大データのための分散並列処理の検討」である.このうち,本年度は「ブロックデータの整列ならびに枝刈り」,「データサイズやバッファリングの調整」,「代用データによる描画と先行データ読込み」を中心に研究を行った.多重解像度のブロックデータに分割されたボリュームデータの必要性を,視点との相対位置関係から判定することで,ボリュームデータの連続描画を実現している.前年度にSSDや最新のGPU利用を試みたところ,ハードウェアの性能に応じて,適応的に高速化を実現する手法の開発が必要であることが明らかになってきた.そこでブロックデータの優先度を固定長ビット列でなく可変長で扱う方法や,描画時間も含めて処理時間を計測してフレームレートを維持する方法などを検討し,一定の成果を挙げることに成功した.さらに,ブロックデータの解像度を調整する新たな手法を開発することで画質の向上も実現できた.

報告書

(3件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 視覚の性質を利用するコンピュータグラフィクス2010

    • 著者名/発表者名
      山口泰
    • 雑誌名

      VISION(日本視覚学会)

      巻: 22巻1号 ページ: 21-31

    • NAID

      130007537295

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] 顔形状の印象に関する解析と操作2010

    • 著者名/発表者名
      山口泰
    • 雑誌名

      画像ラボ(日本工業出版)

      巻: 21巻9号 ページ: 11-15

    • NAID

      40017261183

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] 年齢相応な顔の魅力操作法2009

    • 著者名/発表者名
      深田陽子, 山口泰
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌

      巻: J92-D巻8号 ページ: 1165-1175

    • NAID

      110007361104

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Toward a shape-free hybrid image : Experimental on visual contrast sensitivity2010

    • 著者名/発表者名
      Peeraya Sripian, Yasushi Yamaguchi
    • 学会等名
      第14回図学国際会議
    • 発表場所
      京都大学百周年時計台記念館
    • 年月日
      2010-08-07
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 日本マンガの対話的なカラー化2009

    • 著者名/発表者名
      任陶, 山口泰
    • 学会等名
      画像電子学会-情報処理学会Visual Computing/グラフィクスとCADシンポジウム
    • 発表場所
      旭川市ときわ市民ホール
    • 年月日
      2009-06-26
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] PC環境における大規模ボリュームデータの実時間表示法2008

    • 著者名/発表者名
      高棹大樹,金井崇,山口泰
    • 学会等名
      Visual Computing/グラフィクスとCADシンポジウム
    • 発表場所
      東京都世田谷区国士舘大学世田谷キャンパス
    • 年月日
      2008-06-21
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] Javaによる3Dグラフィクス入門2009

    • 著者名/発表者名
      山口泰
    • 総ページ数
      174
    • 出版者
      昭晃堂
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [産業財産権] ボリュームデータの実時間レンダリング方法及び装置2008

    • 発明者名
      山口泰,高棹大樹,金井崇
    • 権利者名
      国立大学法人東京大学
    • 産業財産権番号
      2008-324804
    • 出願年月日
      2008-12-20
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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