研究課題/領域番号 |
20650014
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
廣瀬 通孝 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (40156716)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 可視光通信 / 拡張現実感 / ユビキタスコンピューティング / 高速度プロジェクタ / 位置姿勢計測 / バーチャルリアリティ / ユビキタスコンピューテング / RF通信 / 拡張現実感システム / 可搬型DMDプロジェクト |
研究概要 |
平成21年度は情報重畳精度を向上させるべく、測位アルゴリズムの高速化および、データ通信の高速化アルゴリズムの研究開発を中心に行った。特に、可視光通信プロジェクタによる実世界への情報重畳を広域に展開させるためには、環境に設置された複数のタグとの通信を移動に伴い、切換ながら行っていく必要がある。タグとの通信を効率的に行えるようにするために、Zigbeeによるセンサネット通信を採用することでスケーラブルな拡張現実感環境を構築することに成功した。さらに、使用環境に応じたタグの設置密度に関して定量的な評価を行うことで使用環境における投影距離の変化に応じたタグの最適な配置および、通信速度に応じたタグのグループ化による通信の効率化について設計手法を提示した。情報提示に関しても、可視光通信情報と実世界重畳コンテンツとの時分割表示についても合わせて評価を行い、移動時も安定した重畳精度とコンテンツの鮮明さを両立するために、人の目にはスムーズな映像として知覚される60Hzにコンテンツのリフレッシュレートを設定することを目安とした。結果として、各タグとの通信に要する時間から一つのフレームあたり最大7つのタグとの通信を行うことが可能となった。7つのタグからの空間情報を総合する形でアルゴリズムを組むことで実空間への情報重畳精度を向上するとともに、動的障害物によるタグの遮蔽などに対してもロバストなシステムを構築することが可能となった。結果として、構築したシステムは実世界に足して15mm程度の精度で映像を重ね合わせて表示させることが可能となった。
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