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生体内DNA組み替えの光制御技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20650061
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関筑波大学

研究代表者

三輪 佳宏  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (70263845)

研究分担者 田中 順子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教 (30517793)
研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2008年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード動物実験技術 / ケージド化合物 / バイオテクノロジー / 遺伝子組換え / 細胞・組織 / 抗生物質 / DNA組換え
研究概要

テーマ)厳密制御Tet-Cre発現システムの構築
複数のテーマを同時進行で進めた中で、本年度はこのテーマにおいて最も大きな成果を得ることができた。
我々はすでにジフテリア毒素遺伝子において、2重制御系の有効性を確認している。転写制御のみや分解制御のみでは、dox非添加時においても毒素の発現がもれてしまっているため細胞は死滅するが、2重制御の場合にのみ、dox非添加時に細胞が生き残り、厳密な発現調節が実現できていることがわかる。そこで本研究ではこれをCreの発現調節に応用し、厳密な制御と高感度な発現誘導を試みた。昨年までに、二重制御でかつ、発現誘導時にも毒性を防ぐことができる新しい発現系の構築には成功したが、逆に誘導時に高発現を実現できるベクターは未完成である。光誘導によるdoxは低濃度になることが予想されるため、高感度発現系も必要である。そこで本年度にはこの発現系の構築を試みた。分解制御系に用いるタンパク質と転写調節に用いるタンパク質が相互作用していることによって、昨年度までのようなブレーキ機能が働いているため、これを排除し別々に働くようにすることによって、高感度誘導発現系を構築することを試みた。その結果、転写のみ、タンパク質分解のみ、ではそれぞれ10倍程度の誘導率しか得られないのに対して、新たに開発したシステムでは数十倍の誘導発現を実現できることが明らかとなった。これによりCreによる組換えを高感度に制御することが可能となった。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Tsukuba-Green : A fluorescent dye that emits green fluoreseence useful for Live-eell imaging.2010

    • 著者名/発表者名
      Senda N, et al.
    • 雑誌名

      Chemistry Letters. 39

      ページ: 308-310

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 蛍光タンパク質を用いた分子スイッチ機能を応用するイメージング法の開発2009

    • 著者名/発表者名
      戸村道夫
    • 雑誌名

      分析化学 58

      ページ: 447-460

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] HIF-2alpha in endothelial cells regulates tumor neovasculaton through activation of ephrin Al2008

    • 著者名/発表者名
      Yamashita T
    • 雑誌名

      J. Biol. Chem 283

      ページ: 18926-18936

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] マウス蛍光イメージングのためのプローブ開発2009

    • 著者名/発表者名
      三輪佳宏
    • 学会等名
      日本実験動物学会
    • 発表場所
      大宮ソニック
    • 年月日
      2009-05-15
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] Tet制御系によるconditional gene targetting技術の開発2008

    • 著者名/発表者名
      吉田友里
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会 合同大会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      2008-12-10
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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