研究概要 |
I. 児童の体力について 研究の初期段階として,3校で実施された新体力測定の結果より問題点を探った.これは,各校とも結果の提出を受け市教育委員会から指導を受ける内容に対応する具体的な方策に苦慮していることに答えることにも関連する. (1) 身体的発育度と測定項目との関連を統計的に処理(学年・男女の区分けによる平均での示唆による異議) (2) 対応策として導入された各校での取り組みに関する強度や継続時間の検討(サーキットトレーニングや通学指導時における歩行動態の指導,PTA総会における家庭での取り組み指導) (3) 運動種目の撮影をもとに技術的指導内容の校内研究会の実施(ウォーキング,ランニング,ジャンプトレーニング) (4) 体力測定結果について20年度と21年度の結果を比較し,学年男女ごとの体力向上度を算出した.これは,22年度に取り上げる教材,カリキュラムに反映させる資料とした. (5) 種目別の「技術」について映像データベースを職員室内に設置した,これは,体育を専門としない教員に対し,教材研究の段階での指導ポイント抽出に役立てるものであり.イラストによるストップモーションとは異なり,「動きの流れ(キネティックチェーン)」に焦点をあてたものである.
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