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食感のバイオメカニクス

研究課題

研究課題/領域番号 20650121
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関東京工業大学

研究代表者

伊能 教夫  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70126308)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2009年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2008年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード食感 / 咀嚼 / 構造 / 荷重履歴 / バイオメカニクス / 加工食品 / CT画像 / 内部構造
研究概要

「食文化」という言葉が示すように人間が食物を摂取するという行為には,単に栄養物を体内に取り込むという以上の意味がある.すなわち,食べることを通して人間が生きていることを実感する喜びである.咀嚼については,咀嚼筋の活動が脳の健全な発達にも寄与していることが指摘されている通り,「食べる」行為自体に重要な意味がある.また,高齢者にとっては食べる楽しみが生き甲斐に直結しているという点で若年層以上に重要である.そのため食感への理解を深めることはより良い食味を目指した食品開発に貢献する可能性がある.
本研究では,食感の定量的な評価手法を確立することを目的とする.食感の評価には食品の破壊時の挙動が重要であることから,まず,食感が重視されるスナック菓子を対象に食品の内部構造と食感との関係を調べた.具体的には食品の破砕時の荷重履歴と生地の充填率から統計的手法により特徴量を抽出することで両者の関係の定量的な把握を試みた.荷重履歴は歯列模型を用いて咀嚼時の破砕を模擬した.食品の内部構造はマイクロX線CT装置により断層像を取得し,画像解析によって分析した.その結果,両者の間に明確な相関があることがわかった.さらに,頭蓋骨が咀嚼音に与える影響について有限要素解析を用いて検討した.この解析から頭蓋骨の大きさが骨導音の発生を特徴付け,食感に効果をもたらすことがわかった.

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 食感のバイオメカニクス(加工食品の内部構造と破砕時の力学特性の関係)2009

    • 著者名/発表者名
      門脇, 伊能, 小関, 木村
    • 雑誌名

      第21回バイオエンジニアリング講演会講演論文集 No. 08-53

      ページ: 407-408

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 食感のバイオメカニクス(咀嚼時の頭蓋骨の振動特性)2010

    • 著者名/発表者名
      門脇廉, 小関道彦, 木村仁, 伊能教夫
    • 学会等名
      日本機械学会バイオエンジニアリング部門講演会
    • 発表場所
      岡山
    • 年月日
      2010-01-09
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 食感のバイオメカニクス(加工食品の内部構造に関係する破砕時の荷重履歴の特徴量)2009

    • 著者名/発表者名
      門脇廉, 小関道彦, 木村仁, 伊能教夫
    • 学会等名
      M&M2009材料力学カンファレンス
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2009-07-25
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.mech.titech.ac.jp/~inouhp/

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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