研究概要 |
本研究の目的は,ロボットの導入により,動作や身体性をインタラクディブなコミュニケーションのための情報媒体として活用することで,学習意欲を持続するコンピュータ支援学習システムを構築することである 平成22年度においては,前年度に研究協力者((室蘭工業大学・大鎌広准教授)の元で製作した簡易型上半身ロボットを,Cプログラム学習に関するe-ラーニングシステムに導入した.さらにwebカメラによる学習者の顔認識を行って,その情報を元に強化学習を利用してロボットを動作させるシステムを構築した.その結果の一部を電気・情報関係学会北海道支部連合大会で発表した 一方,研究代表者の研究室では,同ロボットを英単語発音に関するe-ラーニングシステムに導入し,制御系設計論におけるフィードバック誤差学習のアーキテクチャの上で,自己決定感やメタ認知などの認知工学を利用したロボット動作設計のモデルを構築した.また本モデルの有効性を検証するために,心電生理信号を用いた,人の集中状態の計測のための準備を行った.結果の一部は平成23年9月に開催予定の第59回工学教育研究講演会で発表予定である
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