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活動的火口の精密電磁監視システム(VOLCANO-LOOP)

研究課題

研究課題/領域番号 20651047
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

小川 康雄  東京工業大学, 火山流体研究センター, 教授 (10334525)

研究分担者 神田 径  京都大学, 防災研究所, 助教 (00301755)
山脇 輝夫  東京工業大学, 火山流体研究センター, 研究員 (50467007)
研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード火山 / 電磁気観測 / 水蒸気爆発 / ステップ応答
研究概要

活動的な火山の火口直下の状態を、比抵抗を通して監視するシステム(VOLCANO-LOOP)を試作する。とくに、水蒸気爆発場における蒸気・熱水系の挙動に注目する。それは蒸気の発生によって比抵抗が上昇することが期待されるからである。火口縁を1周する送信電流ループと受信ループをはり、火口直下に絞って電磁信号を“照射"することによって、火口直下の構造を精密に監視するシステムを試作する。火口直下は重要でありながら、従来の方法では方法論的に観測自体が困難であるが、本方法ではそれが可能になり、火山噴火予知研究のbreakthroughとなる。
まず、実際にループに電流を流す場合のステップ応答について、層状大地を仮定して、受信ループに生ずる気電力の時系列を数値計算した。また電場の分布の時間発展についても数値計算から考察し、late timeになると、誘導電流の分布が、鉛直下方ではなく、むしろ横方向に広がっていくことを確認した。また、水蒸気爆発を起こす草津白根火山を想定したモデル計算では、温度の上昇によってモンモリロナイト粘土キャップが薄くなることが想定されるが、それが観測でも検出できるか可能性をもしれない。
また、VOLCANO-LOOPの探査装置を作成し、試験観測を行った。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] VOLCANO・LOOP : 火口直下の電磁モニタリングに向けて2009

    • 著者名/発表者名
      小澤雄介, 小川康雄, 神田径, 甲田ゆい
    • 学会等名
      CA研究会
    • 発表場所
      京都大学防災研究所、宇治
    • 年月日
      2009-02-17
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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