研究課題/領域番号 |
20652035
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
宇佐美 まゆみ 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (90255894)
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研究分担者 |
伊東 祐郎 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (50242227)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 言語教育学 / 日本語教育学 / 自然会話分析 / マルチメディア教材研究 / 語用論 / 対人コミュニケーション / 談話研究 / e-learning教材 |
研究概要 |
本研究は、これまでの自然会話の教材化に関する研究と試作版の作成という実績に基づいて、さらなる展開として、以下の2点を実現するための「探索的研究」を行うことを目的とした。 1.自然会話の各場面(母語場面、接触場面、非母語場面)の中から、目的に応じた必要度が高いシーンを選別してデータ収集を行い、各シーンの教授内容などを体系化・実質化する。 2.日本語の自然会話を素材とした本当の意味での生の教材が、世界各地のどこからでも、自分の都合のよい時間にアクセスできるユビキタス環境において利用できるようにするため、及び、世界各地で必要に応じて教材の追加・加工が行えるように自然会話教材をプールし、教材作成支援システムの機能も持たせて共有していくために、自然会話教材リソース・バンク・ネットワークを構築する。 最終年度は、以下のような探索的調査・データ収集の結果を整理し、教材試作改訂版の作成を行った。また、本研究成果の発表を、国内外の学会、研修会などで行った。 1.世界各地の拠点を中心とする現地のe-Learning環境と自然会話教材の内容等のニーズの調査に基づき新たな日本語の自然会話データを収集・整理し、コーパス化した。 2.自然会話を素材とするe-Learning教材の内容を検討し、自然会話教材の教授項目などのテンプレート、指導要領案を作成し、リソース・バンクにプールした。 (1)自然会話素材の教授項目の検討(2)e-Learning教材の試作改訂版の作成。 3.自然会話教材リソース・バンク・ネットワークの構築のための基盤作りを行った。 (1)データをリソース・バンクに蓄積する方法を改訂し、基盤を作成した。 これらによって、今後の研究の発展のための雛型が完成したと考える。
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