研究課題/領域番号 |
20652038
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
川上 郁雄 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (30250864)
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研究分担者 |
太田 裕子 早稲田大学, 留学センター, 助教 (50434353)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 母語教育 / 第二言語教育 / バイリンガル / 若年層 / 複数言語能力 / 言語観 / 移動する子ども / 質的調査 |
研究概要 |
本研究は、日本国外にいる日本語バイリンガル若年層の日本語能力およびホスト社会言語(本研究の場合、英語)の言語能力および言語観に関する質的調査を目的としているため、本年度は、そのケーススタディとして、オーストラリアのシドニーに暮らす日本語バイリンガル若年層を対象にした。2009年6月に2週間、ブリスベンのQLD州立Milpera High Schoolで、調査を実施した。また、同年7月には、メルボルンのVIC州立Blackburn English Language Schoolで、調査を実施した。どちらもの学校も、新着移民子弟への英語教育(ESL)を集中的に行っている公立学校である。この学校に在籍する日本語バイリンガル生徒、およびこれらの学校の卒業生の日本語バイリンガルを紹介してもらい、面接調査を行った。調査は以下の方法で行った。視点は3つある。第一は、(1)学校の視点である。英語集中学校での教育内容・方法と生徒の英語習得状況に関する調査。これはESLスケール等の方法による英語能力に関する記録や教員へ面接調査、および授業観察を行った。このことによって、学校在籍当時の生徒の英語能力の多角的な把握を行う。第二は、(2)家庭の視点である。家庭の言語使用状況、複数言語使用に対する親子の考え方、および学習環境等について、本人を含む家族に対する面接調査を行った。第三は、(3)子ども(高等教育レベル、あるいは成人を含む若年層)への個別面接を行った。これらの調査から、新着移民として受ける子どもたちへの英語教育の状況、およびその後の英語能力の発達についての他者評価および自己評価、さらにホスト社会における母語維持および英語学習に対する、子どもの視点からの認識と考察が得られた。
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