研究課題/領域番号 |
20653020
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
田名部 元成 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 准教授 (10313462)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2010年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | ビジネスゲーム / 経営シミュレーション / モデル分析 / メタモデル / 数理モデル / データマイニング / 数理システム論 |
研究概要 |
ビジネスゲームモデル分析のための一般数理モデルに基づいたビジネスシミュレーション言語処理系の設計をもとに、Perlを用いた処理システムの実装を行った。このシステムは、ビジネスゲーム開発実行システム(YBG)の言語仕様に準拠したドメイン固有言語(DSL)で記述されたモデルに基づいて、ビジネスシミュレーションを行うもので、大規模データの入出力とその可視化、並びにマルチエージェントの実装を行うことができる。開発したシミュレータは、YBGシステム上で動作する既存のビジネスゲーム1モデルを機械的な変換によって動作させることができるため、教育用に開発された従来モデルを様々な角度から分析することが可能である。特に、実際に人間プレイヤーによって実施されたゲームのデータを、新規に開発したシミュレータ上で利用することにより、ゲームモデルの持つシステム的特性とプレイヤー意思決定との関係性をより深く探求することができるようになった。本研究では、YBGで広く使われている生産販売型ビジネスゲームを新規開発したシミュレータ上で動作させ、過去に実施されたゲームのログデータを用いることによって、原型モデルの修正がシミュレーション結果にどのような影響を与えるかを定量的に評価できることを示した。またマルチエージェントの活用により、YBG上の典型的ビジネスゲームのロジスティクスやマーケティングといった特定の側面を強調したビジネスゲームの改造の可能性や、新しい意思決定戦略の可能性を提示することができた。
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