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成年後見制度の審理過程におけるソーシャル・レポート適用に関する基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 20653033
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関筑波大学

研究代表者

名川 勝  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60261765)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2008年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード成年後見 / ソーシャル・レポート / 障害者
研究概要

一般には後見申立にかかる提出書類のうち基礎資料、財産資料、医学所見にかかる資料以外で、本人に関する社会的、心理的情報などをソーシャル・レポートと呼んでいるようだが、本研究では申立添付書類以外でも本人の後見事務に関して取り扱われる資料を含めた。そのうえで研究動向の調査ならびに実務の実際に関する調査を行った。
各地の家庭裁判所における書式は所定の申立書類様式に身上監護に関する情報もあらかじめ求めるようになってきており、これをソーシャル・レポートに含めることもできるかもしれないが、十分とは言えないとの指摘が得られた。この場合、ソーシャル・レポートは本人のより正確な審判を得るため、とりわけ類型判断に有用な情報であるとの意見があった。また第三者後見の場合に候補者となるべきかの情報になり得るとの意見もあった。しかしながら、そのような詳細な情報収集を申請時書類に含めることは、却って申請を困難にするとの指摘も同時に得られている。ただしいずれの回答者についても申請前あるいは申請後によりよい後見事務を執り行うためにこれらソーシャル・レポートに関連する情報は必要との点では異論は無かった。ソーシャル・レポートに関わる情報は生活支援との関連が強いことから、今後はさらに審判前後それぞれの取り組みと他機関も含めた連携のあり方からよりよい情報のあり方を検討する。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 幅祉科高校生の高齢者イメージに与える社会福祉現場実習の効果2008

    • 著者名/発表者名
      萩原明子・名川勝
    • 雑誌名

      社会福祉学 49(1)

      ページ: 98-110

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 知的障害者の就労継続を目的とした企業と支援機関の定着支援に関する研究-特例子会社を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      高田美穂子・名川勝・八重田淳
    • 学会等名
      第16回職業リハビリテーション研究発表会
    • 発表場所
      障害者職業総合センター
    • 年月日
      2008-12-05
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] 看護職のための社会福祉・社会保障、第1章第3節32008

    • 著者名/発表者名
      名川勝(分担)
    • 総ページ数
      311
    • 出版者
      ヌーヴェルヒロカワ
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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