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ソーシャル・キャピタル論導入による地域福祉の展開方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20653037
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会福祉学
研究機関別府大学短期大学部 (2009)
純真女子短期大学 (2008)

研究代表者

山村 靖彦  別府大学短期大学部, 准教授 (80455089)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2008年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード地域福祉 / ソーシャル・キャピタル / 高齢者サロン / 小地域福祉活動
研究概要

本研究は、近年注目されている地域のソーシャル・キャピタル(以下、SC)を計量的に把握することにより、地域の人間関係のありようを組み入れた地域福祉の具体的方法論を展望することを目的とした。
平成21年度はS市A地域において、1.SCに関する調査(70歳以上528名に対する悉皆調査)と、2.「高齢者いきいきサロン」(以下、サロン)における地区別参加率に関する調査(全16地区、※サロン対象者は上記調査対象者と同じ)を実施した。
調査の結果からは、1.対象16地域のSCは、特徴別に5つの類型に大別される、2.SCと「高齢者サロン」参加率は地域ごとでその差が著しい、3.SC指数と「高齢者サロン」参加率指数の相関性は極めて強い、以上3点が導き出された。調査対象16地区におけるSCの特徴別類型に関しては、「一般的な信頼」や「近所つきあいの程度」など8項目から構成され指数化されるSC指数について、(1)全ての指数が全体平均を上回る地区(5地区)、(2)全ての指数が平均的な地区(3地区)、(3)各指数は相対的に高いが「スポーツ・趣味・娯楽活動への参加状況」及び「ボランティア・NPO・市民活動への参加状況」のみ平均を下回った地区(3地区)、(4)各指数は相対的に低いが「スポーツ・趣味・娯楽活動への参加状況」及び「ボランティア・NPO・市民活動への参加状況」のみ平均を上回った地区(2地区)、(5)全ての指数が全体平均を下回る地区(3地区)に類型化された。
以上、SCの高まりとサロンの参加率には相関性の高さが認められつつも、上記(4)の類型地区では、SC指数は相対的に低いもののサロン参加率は高かったとから、サロンの参加率向上には他の要因も関与していることが示唆され、このことは地域福祉の新たな方法論の提示へとつながる先取的な結果として位置づけることができる。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 地域福祉とソーシャル・キャピタル論の接点に関する考察2010

    • 著者名/発表者名
      山村靖彦
    • 雑誌名

      別府大学短期大学部紀要 第29号

      ページ: 39-49

    • NAID

      120002147857

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 地域福祉におけるソーシャル・キャピタル論導入の課題-「高齢者サロン活動」を例に-2009

    • 著者名/発表者名
      山村靖彦
    • 学会等名
      日本社会福祉学会九州部会
    • 発表場所
      沖縄大学
    • 年月日
      2009-12-19
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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