研究課題/領域番号 |
20653056
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
的場 正美 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (40142286)
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研究分担者 |
柴田 好章 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 准教授 (70293272)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 授業分析 / 授業諸要因 / 中間項 / 解釈 / 現象 / 思考様式 / 記述形式 / 授業記録 / 授業研究 / 叙述形式 / 教育現象 / イメージ / エスノグラフィ |
研究概要 |
研究目的:本研究は、授業における言語的・非言語的諸活動の現象を観察記録し、叙述する形式を、以下の5点の解明を通して、明らかにすることを目的としている:(1)授業の諸現象の記録を再構成するための記号の開発、(2)可逆性による記号の妥当性の検証、(3)要因の顕在化、(4)語相互の関連の記号による表記の違いが、どの程度解釈を明示できるかの検証、(5)語と解釈者の間の相互規定性の背後にある解釈者の認識(epistemology)の解明による開放的な知の体系化。 研究成果:1)(A):Aという概念、ないし活動など、2010年3月までに46の記号を開発した。2010年度には新しい記号を開発できなかった((1))。2)2010年3月に次の新しい46番目の記号を開発した。この事例の考察を通し、新しい思考様式が生まれた段階で新しい記号を必要とすることがわかった((1))。3)可逆性の検証は、被験者に対する長期の訓練が必要である((2))。4)要因の顕在化は、語と語の関係とその関係を解釈する主体に依存している((3))。5)解釈に伴う飛躍を明示するために、記号を用いて記録ないし発言を再構成する方法が有効である((4))。6)解釈者の解釈した単位と記号により再構成された後の記述の範囲が対応している((4))。7)課題5の解明には言語形式、文化、解釈の論理の間の関係の解明が必要である((5))。
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