研究概要 |
1)「すざく」のKey-ProjectとしてMixed-Morphology SNRの系統的観測を行い、その結果の解析から、G359.1-0.5,W28,W44から明白な過電離プラズマを発見した。これらは初期に超新星残骸進化の初期になんらかの理由で過電離プラズマが形成され、その後の進化=再結合プロセスの途中にある状態として説明できた(論文1,3)。これは超新星残骸の進化の新たなシナリオを提唱するものである。 2)「すざく」のKey-Projectとして銀河中心領域のMapping観測を行い。その結果の解析から、特異な超新星残骸を発見した(論文2)。 3)銀河中心付近から、中性鉄以外に、硫黄、アルゴン、カルシウム、ニッケルからのK殻X線を発見し、X線反射星雲説を確かなものにした。 4)X線反射星雲Sgr B2の数年間の時間変動を確定し、銀河中心の巨大ブラックホール(Sgr A*)に数百年前大爆発があったことを裏付けた。
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