• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

自己組織化加工制御のためのナノ3次元構造インプロセス計測に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 20656027
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生産工学・加工学
研究機関大阪大学

研究代表者

高谷 裕浩  大阪大学, 工学研究科, 教授 (70243178)

研究分担者 林 照剛  大阪大学, 工学研究科, 助教 (00334011)
研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2009年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2008年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードナノ3次元構造 / インプロセス計測 / ホログラフィー干渉 / 周波数コムレーザー / 自己組織化加工制御 / 位相再構成シミュレーション / FDTD法 / 位相シフトデジタルホログラフィ
研究概要

本研究は,ホログラム再生像と参照光による干渉強度の空間的な位相分布から3次元構造を再構成する,新たな「デジタルチューナブル・ホログラフィー干渉法」の基本原理を確立し,ナノ3次元構造インプロセス計測への適用性について検証することを目的とするものである.平成21年度は,基本的ホログラフィー干渉・計測技術の確立およびシミュレーションを援用した精度向上を目的として,以下の実験的検討およびシミュレーション解析を遂行した。
1.前年度に構築した並列位相シフトデジタルホログラフィの光学系を利用し,単一のデジタルホログラムから測定物の位相分布および形状を計測する基礎実験を遂行した.まず,位相像の解像度を確認するために,空間周波数が600本/mmのブレーズド回折格子(格子周期1.67μm)を測定した.数値モデルと比較し,格子周期1.67μmの周期の位相変化を得ることが可能な分解能を有していることが確認できた.さらに,直径約22μmのシリカ球を,ガラス基板上に散布させ,その位相像を取得した.その結果,シリカ球によって集光または拡散された光軸方向の透過波面の計測に成功し,曲率変化や集光位置の検出により,シリカ球の光軸方向位置計測ができる可能性を示した.
2.超解像技術の一つであるIBP法を用いて,CCDの画素サイズの半分だけ移動したホログラム4枚を合成して複素振幅像を高解像度化することで,低解像度では解析不可能な微細形状を測定できるアルゴリズムを開発した.さらに,テストターゲットによる検証実験を行い,開口部分の振幅のコントラストを空間周波数ごとに計算し,MTF曲線を超解像前と超解像後で比較することによって,超解像後では高空間周波数の開口においてコントラストが高く,鮮鋭度が改善されることを示した.

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (2件)

  • [学会発表] Non-invasive measurement for 3D nanostructure using phase-shifting digital holography2009

    • 著者名/発表者名
      Kenshiro Ohtsubo
    • 学会等名
      3^<rd> International Conference of Asian Society for Precision Engineering and Nanotechnology
    • 発表場所
      小倉ステーションホテル (小倉市)
    • 年月日
      2009-11-10
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] デジタルホログラフィによる超分解能計測アルゴリズムの開発2009

    • 著者名/発表者名
      井手下昂史
    • 学会等名
      2009年度精密工学会秋季大会学術講演会
    • 発表場所
      神戸大学 (神戸市)
    • 年月日
      2009-09-10
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] ナノ3次元構造のインプロセス可視化計測システムの開発2009

    • 著者名/発表者名
      大坪建士郎
    • 学会等名
      2009年度精密工学会秋季大会学術講演会
    • 発表場所
      神戸大学 (神戸市)
    • 年月日
      2009-09-10
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www-optim.mech.eng.osaka-u.ac.jp/top_jp.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www-optim.mech.eng.osaka-u.ac.jp/top_jp.html

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi