研究課題/領域番号 |
20656098
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 青山学院大学 (2009-2010) 東京大学 (2008) |
研究代表者 |
鈴木 博之 青山学院大学, 総合文化政策学部, 教授 (00011221)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2010年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2009年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2008年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 都市文化 / 庭園 / ジョサイア・コンドル / 小川治兵衛 / 建築史・意匠 / 青山 / 表参道 / 建築保存 / 修復 / 文化史 / 青山通り / 長井長義 |
研究概要 |
都市文化の基層を分析する過程で、青山地区、東京旧十五区地域、さらには湘南別荘地域、京都市街地へと、文化的基盤の濃密な地域の研究に領域が拡大していった。 こうした濃密な文化的基盤を有する地域にとって、現代文化の基層となるものは明治期の西欧的文化要素の流入であった。その要素の分析を行いながら、それらが現代都市の表層に根跡を止めている部分を収集中である。その一方で、明治期に源泉を持ち、現代都市部分にまで、その影響を与えつづけている要素として、建築の領域におけるジョサイア・コンドル、庭園の領域における小川治兵衛の意味を発表することになった。 ジョサイア・コンドルの建築は日本に欧化をもたらすものであるが、コンドル自身は日本の伝統的文化を貧欲なまでに吸収しつづけていた。彼の建築、庭園を東京の地理のなかに還元することによって、文化の密度の等高線というべきものが描けるのではないかとの感触を得た。 小川治兵衛の庭園は京都に発して、湘南別荘地域、そして東京旧十五区地域へと移ってきたが、ここにもまた文化の密度の等高線というべきものがイメージできる。 こうした論考は一般書においても公表しつつある。すなわち前者は「学士会報」、後者は東京大学出版会「UP」における連続的論考である. これらの分析は今後、文化等高線という概念に向けてさらなる研究を進める予定である。この概念は、建築理論家の原広司によるActivity Contour(活動等高線)の概念の援用でもあるが、これからの都市文化分析に大きな役割を果たすのではないかと期待している。
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