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室温溶融塩中におけるチタンめっきの可能性

研究課題

研究課題/領域番号 20656123
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 金属生産工学
研究機関京都大学

研究代表者

粟倉 泰弘  京都大学, 工学研究科, 教授 (70109015)

研究分担者 宇田 哲也  京都大学, 工学研究科, 准教授 (80312651)
邑瀬 邦明  京都大学, 工学研究科, 准教授 (30283633)
野瀬 嘉太郎  京都大学, 工学研究科, 助教 (00375106)
研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2008年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワードイオン液体 / 金属めっき / チタン / 耐食性 / 電気化学
研究概要

本研究では、金属チタンのTMHA-Tf2Nイオン液体中におけるアノード溶解挙動と、EMIC-TiCl2浴におけるカソード分極挙動を調査した。その結果、アノード溶解挙動においては、アノード溶解前の機械的研磨、その後の浸漬電位ならびに、アノード溶解電位の関係が明らかとなった。具体的には、チタンがアノード溶解可能な最低の電位は、チタン板の機械的な研磨度により決まる。そのチタン板の研磨度、チタン板表面にどの程度酸化皮膜が存在しているかを示す値として浸漬電位を用いることができる。浸漬電位が-1.2 V (vs. I-/ I3-)を示す程度まで研磨したチタン板を用いると、電位+1.6 V以上で電解を行うことによってチタンのアノード溶解が可能である。このような電位は、イオン液体TMHA-Tf2Nの電位窓内に収まっており、また、アノード溶解後のチタンは、金属光沢のある"ぴかぴか"チタンであるため本技術をチタンの電解研磨技術として応用することが可能であると考えられる。EMIC-TiCl2からの電析については、TiCl2を添加したEMICにおいて白金板を用いて電位-1.8 Vで定電位電解を行うと、チタンを含む濃青色の膜が生成した。銅板もしくはニッケル板を用いた場合は、電解を行わなくても銅板やニッケル板自身が還元剤として働き、チタンを含む濃青色の膜が析出した。この膜は、空気に晒すと白色に変化し、白色の物質はアナターゼ型のTiO2であった。濃青色の膜は、チタンとEMI+とCl-を含む化合物と考えられる。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イオン液体を用いた常温近傍でのチタンめっき法の探索2008

    • 著者名/発表者名
      土本和明, 宇田哲也, 邑瀬邦明, 野瀬嘉太郎, 粟倉泰弘
    • 学会等名
      資源・素材学会秋季大会
    • 発表場所
      仙台国際センター
    • 年月日
      2008-10-07
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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