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植物細胞壁のナノ微細構造の液中連続観察

研究課題

研究課題/領域番号 20657013
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 植物分子生物・生理学
研究機関高知大学

研究代表者

峯 一朗  高知大学, 教育研究部・総合科学系, 准教授 (00274358)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード原子間力顕微鏡
研究概要

原子間力顕微鏡(AFM)本体と液中試料実験容器を設計・製作し,観察に適した探針の作製条件を確立することにより本装置の実用化を実現し,細胞壁試料の適切な調製法を検討した上で,細胞壁の微細構造の液中観察を進め,細胞壁をさまざまな力学的,生理的な実験条件下で観察し,細胞壁の力学的性質に対する細胞壁分子が果たす機能との関連を比較検討する,という本研究計画のうち,前年度までにAFM本体のハードウエアの設計および製作を完了し,顕微鏡を稼動するためのソフトウエアの開発を始めたが,本年度は,AFMにより試料表面の形状情報を得るための,ソフトウエアの開発を進めた。制御ソフトウエアとして予定していたフリーウエアに不具合が生じたため,本装置のDSPボードと互換性のあるC++言語による開発を独自に行ってきたが,前年度までに探針振幅の波長スペクトル解析とピエゾステージ制御を可能となっていた。本年度は,AFMの中心機能である(1)原子間力-探針・試料間距離曲線の取得,および(2)フィードバック(FB)による探針・試料間距離の調節を可能にするプログラムを作成した。今後,FBを行いながら試料表面を走査する過程において,探針振幅量とZ方向試料高さの情報を取り込むことにより,本計画のAFMの実用化が実現し,本研究計画の細胞壁試料の実験・観察に使用可能となる見通しである。また,これらの成果により,市販品に比べ本体およびランニングコストが格段に安価であり,公開された制御プログラムを使用することにより使用者による各種の改変が容易であるAFMを,生物学の各分野の研究に紹介することが近い将来可能となることが期待される。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Morphogenesis in giant-celled algae.2008

    • 著者名/発表者名
      Ichiro Mine, Diedrik Menzel, Kazuo Okuda
    • 雑誌名

      International Review of Cell and Molecular Biology 266

      ページ: 37-83

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 植物細胞壁の微細構造研究における原子間力顕微鏡の応用2008

    • 著者名/発表者名
      峯一朗, 奥田一雄
    • 学会等名
      生物系三学会大会中国四国支部・広島大会
    • 発表場所
      広島大学理学研究科(東広島市鏡山)
    • 年月日
      2008-05-18
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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