研究課題/領域番号 |
20657045
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石田 貴文 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (20184533)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2008年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 日本人 / アジア / 遺伝子 / 多型 / ハプロタイプ / 人類学 / 連鎖不平衡 |
研究概要 |
これまでの民族識別へのアプローチは、個人識別のために求められていた多型標識の頻度分布をベースに、民族毎に比較するものであった。近年の解析技術の長足の進歩は、一度に何十万という一塩基多型(SNP)の解析を可能とした。2008年に日本人について14万SNPの解析結果が報告されたこと、汎アジアコンソーシアムによりアジアの75集団のSNP解析が済んだとの情報をえたことから、研究内容に重複の無いよう、本研究も軌道修正をおこなった。 汎アジアコンソーシアムで扱われなかったアジア集団、フローレス・セラム人の遺伝的多型解析をおこなった。また、比較のため、スンバ人も検索に加えた。ミトコンドリアDNA超可変領域、Y染色体STR、常染色体STRを調べた。地理的に近く、オーストロネシア語を使っているにもかかわらず、予想に反しフローレス人はノンオーストロネシアとクラスターすることがわかった。フローレス島は、小型人類の発掘でも注目されている場所であり、今後近隣集団の解析を加えることで、人類の移動、特にオーストロネシアンの移動と混交へ知見をもたらすと期待される。また、日本人の成立に関する南方からの寄与にも、オーストロネシアンの解析は必要である。
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