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刈り取り再生栽培による超省力的水耕ベビーリーフ生産栽培システムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20658009
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 園芸学・造園学
研究機関千葉大学

研究代表者

丸尾 達  千葉大学, 園芸学研究科, 准教授 (20143266)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2009年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2008年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード養液栽培 / 培養液管理 / 硝酸塩濃度 / 機械収穫 / ベビーリーフ / 量的管理 / レタス / 環境負荷
研究概要

刈り取り再生栽培は,収穫作業の省力化を実現し,生産性を飛躍的に増大させる可能性がある栽培法である.近年,環境問題が取り沙汰されており,環境負荷の少ない栽培方法が求められており,野菜に含まれる高濃度硝酸塩が問題となっていることから,刈り取り再生栽培においても植物体の養水分吸収に適合した肥培管理を行うことで,この問題を解決できると考え,NO_3-Nの量的管理法における施肥量が,養水分吸収や生育,収量に及ぼす影響について調査した.
今年度の実験には近年生産・利用が急速に伸びているミズナを供試し,定植後より,次回刈り取りまでの期間中に異なるNO_3-Nを施与し(12.5,17.5,25,37.5me/トレイ),その期間は減水量分の補水のみを行った.刈り取りと同時に培養液を更新し,栽培終了まで5回の刈り取り収穫を行った.いずれの処理区でも初回収穫時を除き,収穫時には培養液中のNO_3-Nはほぼ全量が植物体に吸収された.初期の収穫では処理区間で収量に大きな差はみられなかったが,刈り取り回数が進むにつれ施与したNO_3-N量の少ない二つの区において収量が減少していく傾向がみられ,37.5me区と25me区では施与量が1.5倍違うにも関わらず収量は同等となり,植物体中の硝酸塩量は25me区で37.5me区と比べるとほぼ半減する結果が得られた.この結果は,昨年度行ったレタスとほぼ同じ結果で、作物にかかわらず,必要量以上に養分吸収が行われる贅沢吸収の状態では,生育は促進されず,刈り取り再生栽培においても植物体に必要となる量の養水分の供給によって高品質かつ環境負荷の少ない生産が可能になることが明らかとなった.

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 水耕ベビーリーフレタスの刈り取り再生栽培におけるNO3-N施用量管理が生育と収量,品質に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      菊田夏美・丸尾達・篠原温
    • 学会等名
      園芸学会
    • 発表場所
      明治大学・駿河台校舎
    • 年月日
      2009-03-19
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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