研究課題/領域番号 |
20658052
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
仙田 徹志 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (00325325)
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研究分担者 |
金子 治平 神戸大学, 農学研究科, 教授 (40204557)
林 敏浩 香川大学, 総合情報センター, 准教授 (90264142)
藤栄 剛 滋賀大学, 環境総合研究センター, 准教授 (40356316)
森 佳子 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (40346375)
加賀爪 優 京都大学, 農学研究科, 教授 (20101248)
新山 陽子 京都大学, 農学研究科, 教授 (10172610)
野田 公夫 京都大学, 農学研究科, 教授 (30156202)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2009年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2008年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 農家経済調査 / 戦前期 / デジタルアーカイブ / 経済統計学 / 統計資料 |
研究概要 |
本研究の目的は、戦前期に実施された「農家調査」の体系的保存とその有効活用方法について、その基盤確立を図ることである。対象となるのは、京都大学農林経済学教室が実施した農家調査を始めとした戦前期の農家調査資料である。本研究ではそのような統計資料論的な検討を踏まえた上で、個別農家調査票の画像も含めたデータベース化と、同一農家が連年にわたって調査されている場合も鑑み、そのパネルデータ化の可能性も検討する。それらのサンプルについて、コンピュータ技術の最先端の成果を取り入れつつ、研究上の参入障壁を出来るだけ取り除き、多くの研究者によって利用されるようなデジタルアーカイブを構築し、これらのデータを用いた実証分析の基盤を形成することが、本研究の基礎をなす。 今年度は、前年度の研究成果をふまえつつ、以下の研究を実施した。第一に、前年度に継続して農業経営実態調査,家計費実態調査の資料論的検討とデジタルアーカイブ化に取り組んだ。ここでは、1件の学会報告を実施した。第二に、京都大学に所蔵されている資料の中から,また戦前期に実施された各種の農家調査のデータベース化を実施した。第三に、前年度に実施した帝国農会による農業経営調査のデータベースを用いて、昭和恐慌の農家対処行動、農家のリスク回避度の計測などの実証分析を行った。これらは2件の学会報告として行い、そのうち1件が査読付き論文として刊行された。 また、帝国農会が実施した「養蚕経営実績調査」についてもデジタルアーカイブ化に向けた準備を行い、!件の学会報告を実施し、後に査読付き論文として受理された。
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