• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

癌発症に関連する大規模コピー数多型(CNP)の同定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20659055
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関山口大学

研究代表者

佐々木 功典  山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80116722)

研究期間 (年度) 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード癌 / アレイCGH / 多型 / ゲノム / 個別化医療
研究概要

CNP自体が明らかになって4年が経過したに過ぎないが、単にゲノム構造という生物学的興味から、既に疾患との関連性が研究対象となっている。CNPとがんとの関連性は可能性としては指摘されてはいるものの、そのような報告は未だない。「アレイCGHの技術を利用して、がん組織(細胞)とその組織提供者の正常組織(リンパ球)とに於けるDNAコピー数異常を解析するとともに、非がん者より提供された正常細胞におけるコピー数を網羅的に測定することにより、当該がん(がんの種類によって関係するCNPが異なる)に関連した候補CNVを同定する。」ことを目的として、研究を行った。
がん(乳がん、大腸がん)を正常組織とともに約20例収集し、BAC(bacterial artificial chromosome)クローンが約4,000種類スポットされているゲノムアレイを用いてDNAコピー数異常の検出を行った。内部標準DNAは、非癌患者20人から採取したDNAを混合したものを使用した。また、同時にがん患者における非がん検体を測定し、がんと同様に高頻度に出現したコピー数異常部位をCNV候補とし、非がん者DNAにおけるコピー数測定結果と比較により、がんとの関連性が考えられる候補CNVとした。この分野での過去に報告されたデータ蓄積は皆無であり、小規模といえども得られたデータの意義は極めて大きい。各人のがん感受性と極めて密接に関連するCNP候補が決定された。現在引き続き検討を行っているが、これ以降の過程は本格研究で実施する(当初の研究申請どおり)。

報告書

(1件)
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A copy number gain of the 6p arm is linked with advanced hepatocellular carcinoma.2009

    • 著者名/発表者名
      Chochi Y.
    • 雑誌名

      J pathol 217

      ページ: 677-684

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Identification of chromosomal regions with DNA copy number aberrations associated with node metastasis of colorectal adenocarcinomas based on the array CGH profiles2009

    • 著者名/発表者名
      Nakao M.
    • 雑誌名

      Cancer Genet Cytogenet 181

      ページ: 70-76

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] The development of a mini-array for estimating the disease states of gastric adenocarcinoma by array CGH.2008

    • 著者名/発表者名
      Furuya T.
    • 雑誌名

      BMC Cancer 8

      ページ: 393-393

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] DNA ploidyと細胞異型2008

    • 著者名/発表者名
      池本健三
    • 学会等名
      第49回日本臨床細胞学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-06-07
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi