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耳小骨を用いた骨細管ネットワークの3次元的解析

研究課題

研究課題/領域番号 20659063
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

松尾 光一  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40229422)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2008年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード耳小骨 / ツチ骨 / X線顕微鏡 / 骨細胞 / 骨吸収 / 骨リモデリング / 骨形成 / 破骨細胞 / 骨芽細胞
研究概要

骨に埋まっている骨細胞(osteocyte)は、神経細胞のように樹状突起をもち、骨細胞同士や骨表面の骨芽細胞とネットワークを構成している。骨細管(canaliculi)は直径200nmほどの細管で内部に骨細胞の樹状突起を包んでいる。本研究ではマウスの摘出骨を実験材料にX線位相顕微鏡CT(SPring-8,兵庫)やマイクロCT、電子顕微鏡、銀染色などの手法を駆使し、骨細管の走行を立体的に解析することを目的とした。骨細管の描出には分解能と視野のトレードオフがあることが、平成20年度の研究で明らかになったので、耳小骨に加えて、脛骨をプラスチックに包埋したものを切り出したものも解析した。野生型のC57BL/6マウスのツチ骨をさまざまな週齢において摘出し、短突起の血管、骨小腔、骨細管ネットワークを比較解析した。ツチ骨はエタノール固定し、乾燥した状態で、CT撮影を行い、得られた画像から立体再構築を行った(南郷脩史,百生敦らとの共同研究)。さらに骨小腔や血管などの空洞を除いた純粋な骨基質部分(骨基質+骨細管)の部分に焦点をあて、その部分の骨密度(gray scale)の解析を合わせて行った。これらの解析から、骨内部における微小血管と骨細管の連結、さらに骨内部に存在する破骨細胞様の巨大細胞と血管・骨細管の連絡の可視化に成功した。現在、日本骨代謝学会と米国骨代謝学会(ASBMR)に抄録を投稿中である。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] Bisphosphonate therapy ameliorates hearing loss in mice lacking osteo protegerin.2009

    • 著者名/発表者名
      Kanzaki, S., Takada, Y., Ogawa, K., Matsuo, K
    • 雑誌名

      Journal of Bone and Mineral Research 24

      ページ: 43-49

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Osteoclast-osteoblast communication2008

    • 著者名/発表者名
      Matsuo. K, Irie, N.
    • 雑誌名

      Archives of Biochemistry and Biophysics 473

      ページ: 201-209

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] μCTを利用した骨微細構造の観察2008

    • 著者名/発表者名
      南郷脩史, 浅間正, 野村和隆, 久保田省吾, 堀口悠介, 竹内憲司, 松尾光一
    • 学会等名
      第28回日本骨形態計測学会
    • 発表場所
      東京
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.gcoe-stemcell.keio.ac.jp/member/matsuo.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.matsuo-lab.com/

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.matsuo-lab.com/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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