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レトロウイルス組込みによる突然変異誘導を利用したHIV感染制御因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 20659073
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関熊本大学

研究代表者

前田 洋助  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 准教授 (30284764)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードHIV / 宿主因子 / 感染制御 / 突然変異導入 / レトロウイルス
研究概要

本研究は正常のT細胞においてHIV-1感染を支持ないし阻害する宿主因子を探索することを目的として研究を行っている。特にウイルスへの細胞侵入からインテグレーションまでにおいて、感染に対して負に関与する宿主因子を探索する方法の開発を試みている。方法としてはHIV-1感染感受性細胞にレトロウイルスの宿主ゲノムへの組み込みを利用した突然変異導入法を使用し、内因性の遺伝子を活性化することにより突然変異細胞集団を形成し、これらの細胞集団に感染性HIV-1やHSV-TKやmouse CD24(HSA)をリポーターとして有するHIV-1を感染させ、感染を免れて生き残ってくる細胞集団を選択濃縮し、レトロウイルスベクターによって活性化している遺伝子をクローニングおよび同定していく。昨年度は突然変異導入レトロウイルスベクターを構築したがウイルス力価が低く、効率のいい形質転換ができなかった。そこで本年度はpuromycin耐性遺伝子を有するHIVベクターの3'LTRのU3領域にプロモーター、FLAGタグならびにスプライスドナー(SD)を逆位に挿入したレンチウイルスベクターを構築した。このベクターの構築によりレトロウイルスベクターに比較して高力価のウイルスを回収することが可能になった。そこでこのベクターをHIV-1感染感受性細胞に導入し形質の異なる突然変異細胞集団を作製した。現在この突然変異細胞集団にHIVを感染させ、HIV-1感染抵抗性細胞を樹立している。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] The antiretroviral potency of APOBEC1 deaminase from small animalspecies2008

    • 著者名/発表者名
      Ikeda T.
    • 雑誌名

      Nucleic Acid Research 36

      ページ: 6859-6871

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] HIV-1 低感受性ヒトCD4陽性T細胞株の侵入過程の解析2009

    • 著者名/発表者名
      前田洋助
    • 学会等名
      第57回日本ウイルス学会学術集会
    • 発表場所
      都市センターホテル(東京)
    • 年月日
      2009-10-26
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] ヒトT細胞株のHIV-1感受性の解析2008

    • 著者名/発表者名
      前田 洋助
    • 学会等名
      第56回日本ウイルス学会学術集会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター
    • 年月日
      2008-10-26
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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