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新規マイクロリアクターの開発とDDSを基盤とする抗バイオフィルム療法の探索

研究課題

研究課題/領域番号 20659251
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関岡山大学

研究代表者

公文 裕巳  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30144760)

研究分担者 狩山 玲子  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40112148)
研究期間 (年度) 2008 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード尿路感染症 / バイオフィルム / 緑膿菌 / マイクロリアクター / マイクロデバイス / DDS / 抗バイオフィルム療法 / 標的医療
研究概要

尿路バイオフィルム感染症は、細菌がバイオフィルムを形成して抗菌薬や生体の感染防御系から免れることにより、多剤耐性緑膿菌やMRSAによる広範な院内感染症の元凶となることが判明して久しい。未だその予防法・治療法は確立されておらず、ブレイクスルーが求められている。
1. 標的医療の概念を組み入れた抗バイオフィルム療法を探索するために、リアルタイムイメージング(タイムラプス)が可能な新規in vitroバイオフィルム実験モデル用マイクロリアクター(デバイス)を考案した。平成20年度に特許出願した新規デバイスの設計改良を平成21年度に重ねて行い、薬剤混合タイプと薬剤浸透タイプの2種類の構造のデバイスを作製した。薬剤混合タイプを用いて、形成されたバイオフィルムを共焦点レーザー走査型顕微鏡にて観察した結果、基本設計に問題がなく、これまでにない効率でバイオフィルム形成阻害剤のスクリーニングが可能であることを検証した。薬剤浸透タイプの更なる改良により、抗バイオフィルム療法の探索に有用なデバイスへの進化が期待できる。
2. カチオニックリポソームを基盤とするドラッグデリバリーシステム(DDS)による標的医療の可能性を検証するために、過去数年間に進化させたin vitroバイオフィルム実験モデル系であるキャピラリーフローセルシステムを用いて検討した。DDS用サンプルとして、緑膿菌性バイオフィルム阻害候補化合物/トランスフェクション試薬の複合体を調製した。この複合体は緑膿菌性バイオフィルム形成に顕著な影響を与えたが、その標的医療への応用性については今後の研究課題である。

報告書

(2件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] バイオフィルム研究における基盤技術の開発2010

    • 著者名/発表者名
      金原和秀、公文裕巳
    • 雑誌名

      水環境学会誌 33(A)

      ページ: 100-105

    • NAID

      10026288867

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 新規マイクロデバイスを用いたバイオフィルムの観察2009

    • 著者名/発表者名
      金原和秀
    • 学会等名
      第61回日本生物工学会大会
    • 発表場所
      名古屋大学(名古屋市)
    • 年月日
      2009-09-24
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] バイオフィルム観察用新規マイクロデバイスの開発2009

    • 著者名/発表者名
      金原和秀
    • 学会等名
      環境バイオテクノロジー学会2009年度大会
    • 発表場所
      東京大学(東京都)
    • 年月日
      2009-06-23
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [産業財産権] 細胞観察用デバイス及び細胞観察方法2009

    • 発明者名
      金原和秀, 公文裕巳, 狩山玲子, 妹尾典久, 高野和潔
    • 権利者名
      金原和秀, 公文裕巳, 狩山玲子, 妹尾典久, 高野和潔
    • 産業財産権番号
      2009-056598
    • 出願年月日
      2009-03-10
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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